国際結婚ライフ♥カラチの海の色

パキスタン人ダーリンとの結婚生活で私が感じたこと

想いを馳せた夏休み

お休みも終わり、今日から平常な暮らし。

初日からバタバタ!

 

 

 

 

お休み中はずーっと行きたかったお墓参りに行って、少しお話をしてきました。

 

 

 

それから、昔訪れた海がどうしても見たくなって、GoToキャンペーンを利用して、おいしいものを食べたり海を見たり。


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最後に行ったのは震災から数年後だったから、6、7年位は経ったのかな?
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家族で静かに海を眺めながら、その頃は思いもしなかった経験を携えて、違う面子と違う状況で、また同じ海を眺めていることが何だか不思議でした。

 

 

この海が東京やオーストラリア、友達の住む街とつながってることも。

時に命を奪うこの海が、普段は大いに恵みを与えてくれるということも。

 

 

 

お家に帰ったらお掃除をした方が良い気がして、最後の2日間は家中をお掃除し、すっきり終えた夏休みでした。

外国人ダーリンの就活

はぁ~…

疲れています。

 

外国人ダーリンと結婚していて、普通より面倒だと思うのは、就職活動と家探し。

 

 

 

 

今ダーリンの就活中なのですが、なかなか良いお仕事が見つからない。

せっかく新しい免許もとったのに、もう○カ月も無職…

 

 

 

ダーリンは漢字があまり読めないのと、時々難しい単語がわからないことがあるので、労働条件の確認をしたり、履歴書の準備や面接につきあってるんですが、リジェクトになる度、一緒にいる私も落ち込む…

 

がくーん

 

 

 

なんなら、ダーリンよりも元気がなくなる…笑

 

 

 

もうハローワークにも行きたくない気分なのに、色々タイムリミットもあり就職のことが頭から離れなくて、二人でヘトヘトになっている2020年夏、です。

 

 

 

来週は企業もお休みのところが多そうなので、就職活動もお休みして少しリフレッシュしよう。

 

 

夏休み明け、良いお仕事が見つかりますように。

 

 

 

そうそう、外国人ダーリンが就職活動している方は、ハローワークで企業に電話してもらう時や求人問い合わせの時、「日本人の配偶者がいます」と『先に』言うと、会ってもらえる確率が上がります!

ハマってます②

都内から北関東に引っ越しておもしろいなぁと思うのは、ちょっとした食文化の違い。

 

スーパーに行くと、都内では見ないブランドや、聞きなれない食材などがメジャーに扱われていたり、地元の食卓を垣間見れるのがおもしろい。

 

 

こちらも、そんなブランドのひとつ。

新潟の会社のブランドでした。
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お豆腐コーナーで見かけて試しに食べてみたら、予想以上においしかった!

とっても気に入ったので、この夏はずっと冷蔵庫にストックするつもりです。

 

 

 

 

豆腐と書いてあるので物足りないかと思いきや、さっぱりしているのに満足感のある、モチっとした食感。

 

抹茶の苦味がきいてて甘すぎず、黒みつも安っぽい味じゃなくて香ばしく深い甘味で、抹茶の苦味とのバランスもとろみ具合も、ちょうど良いんです。

豆腐なのでヘルシーだし!

 

 

 

ヘルシーで、プチプラのおいしいデザートを見つけて、幸せな気持ち。

毎晩「うーん、おいし~」とうなりながら、頂いてます。

 

 

ダーリンは抹茶がキライなので、おいしそうに食べているのを見つかると、恨めしそうな目で見られてしまいます笑

勘違い

ダーリンと暮らしていると、英語と日本語とウルドゥ語を混ぜこぜのやりとりをしているせいか、時々びっくりする勘違いが起こります。

 

 

 

しばらく前ですが、何かの会話で、

「日本人は、ヒヨコも食べちゃうじゃない。

かわいそう!」

と言われ、ビックリ!!


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食べません!

 

 

 

なんと、あのチキンラーメンには、ヒヨコの肉が入ってると思っていたそうです笑

 

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よく聞いてみたら、パッケージにヒヨコが描かれているからだと笑!

確かに~

 

 

まだ出会ったばかりの頃、私がチキンラーメンに何が入ってるか?と聞かれたときに、

「小さいチキンのピースが入ってる」

と答えたのが、そもそもの始まりのようで…。

 

 

私は小さい鶏肉の欠片と言う意味で説明したつもりだったんですが、

ダーリンは「小さいチキン=ヒヨコ(なんてこった!)」と理解したそうで。

 

ヒヨコちゃんの絵もあったので、信じて疑わなかったみたい。

 

 

 

何年も、コンビニやスーパーで見るたびに

「気持ち悪い!ブルブル」とか思ってたんだろうなぁ~

 

しかも私、ダーリンの前でチキンラーメン食べたこともあったし!

どう思われてたのかと思うと、ウケます笑

 

 

 

ダーリンは勘違いさせられた!とプンプンしてましたが、私は大爆笑してしまったのでした。

 

 

白内障の手術 - 術後のお話

昨年、3焦点眼内レンズを入れる、白内障の手術をしました。

 

手術から6ヶ月くらい経って、術後どう感じたかを、思い出して書いてみようと思います。


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当日は手術室から出た後、手術の緊張がほぐれるとすぐに、視界の曇りがとれていることに気づき、とても嬉しかったです。

目薬でぼんやりしているものの、近くも遠くもそこそこ見えており、嬉しくてニヤニヤしながら待合室のあちこちをキョロキョロ見てしまいました。

 

 

 

病院を後にし、術後数時間経った頃。

 

手に持っていたマゼンダピンクのお財布の色が、急にぐわーっと青みを増して鮮やかに変化しだしました。

 

驚いて周りを見渡すと、真っ赤や真っ青など他の鮮やかな色も、ぐぅーんと彩度が鮮やかになって迫ってきて、少し気分が悪くなってしまいました。

 

手術前までに見えていた色合いはなんだったんだろうか?

白内障のせいで、色の彩度まで落ちていたのかな?

すごく不思議でした。

 

 

 

 

術後2ヶ月くらいは、見え方は正直、大満足とは言えませんでした。

 

 

もちろん視界の曇りはゼロだし、手術前よりは見えていて、遠くは0.7~0.8位なのですが、白内障になる前に見えていた視力1.2~1.5には遠く及ばない感じ。

テレビの時刻表示が少し離れた場所から見えなかったり、運転中少し遠くの標識が見えなくて不便を感じました。

 

近くも、携帯を見るなど普段は問題ないのですが、説明書の薄い色の小さい字を読む時やお裁縫の時などは、老眼鏡がないと見えません。

 

 

 

例えるなら、低価格のメガネみたいな感じがしました。

普通のメガネなら、0.1刻みでレンズを作れるところが、0.5刻みのレンズしか選択できないような。

 

そこそこ見えてだいたいの場面では大丈夫だけど、ちょっとした時に見え方に不満が出る。

だから「神経質な人には向かないレンズ」「そこそこの見え方」だとパンフレットに書かれていたのかと、「そこそこ」の意味がやっと分かりました。

 

 

 

 

視力は1ヶ月くらいで安定すると聞いていたのですが、私は3ヶ月くらいかかりました。

 

特に夕方。

ほぼ毎日、同じ場所を同じ時間に運転していたのですが、ちゃんと見える日、視力があまり出てない日、毎日見え方が違っていました。

 

 

 

さて、不便に思ったことを色々と書きましたが、しかし!

最初は見え方に不満がありましたが、半年も経つと、すっかり慣れてしまいました。

 

 

今の見え方は、相変わらずテレビの時刻は遠くから見えないし、もし両目の手術で両目同じ視力になったとしたら、運転なんかは眼鏡かけた方が良さそうな感じの見え具合です。

眼鏡なしで針に糸を通すのも、できません。

 

 

暗い所は特に見えづらく、夜街灯が薄暗いところなんかは足元が良く見えないので、懐中電灯か、ダーリンの腕にお世話になります。

 

それから疲れも出やすくて、夕方以降や、スマホを長時間眺めたりパソコンで仕事した後なんかは、手術した方の目は視力が下がるのを感じやすくなりました。

 

 

 

でも、そもそも普段の生活で眼鏡なしで過ごしたかった希望はばっちり叶っているし、視力の不安定さがなくなると、思いもよらないときに「見えない!」と思うこともなくなり、自然と不満もなくなりました。

 

少しまぶしかったハロー、グレアも、今は光のマルが見えるのはおさまっているし、にじみは許容範囲です。

 

反対の目ももし手術するとなったら、たぶん、同じ3焦点眼内レンズを選ぶかな~?と思います。

 

 

 

手術することになって思ったのは、当たり前に享受していた「見える」ということって、本当にありがたいのだというのと。

 

歩くとか料理するとか、何をするのにも目は日常とても使っているのもあるけれど、美しい景色を見て感動したりとか、大切な人の笑顔を見たりとか、生きる幸せをたくさんもらっている、愛おしい器官なのだなぁと、再認識したのでした。

 

 

 

将来は、もっとレーシック患者向けの計算式が正確になったり、多焦点レンズがお手頃になって、さらに性能が良いレンズがたくさん出て選択肢が増えたり、白内障手術の環境がもっと進歩してくれたらいいなぁと思います。

 

こんなにも一般的な手術なのだから、需要もとても多いと思うのです。

 

 

 

そうそう、手術前に不思議なことがいくつかあったのですが、コロナに影響されないように神さまが助けてくれたのかなぁとふと思って、今回術後のことを書こうと思ったのです。

 

 

あの時決断しておいて、本当によかったなぁと思います。

洗えない服。

 

今回の義妹ちゃんの結婚式↓では、前からやってみたかったオーダーで、「シャルワール・カミース」という、パキスタンの伝統衣装を仕立てました。

 



最初聞いたときはびっくりしたのですが、パキスタンでは仕立てで服(伝統衣装)を作る方が一般的なのです。

既製服よりも、むしろ安くあがります。

 

 

ダーリン家の従兄弟が生地屋さんで、ダーリン家ではいつもそこで買っています。

 

生地屋街に行くと、仕立て屋さんやボタンなどのパーツ屋さんも同じエリアに店を構えています。

 

生地屋さんで好きな生地を選んで、好きな色に染めてもらって。

パーツ屋さんでは房飾りやビーズを購入し、仕立て屋さんに持ち込んでデザインやサイズを相談し、オーダー。

 

特急で仕立ててもらい、3日ほどでできましたー!f:id:shifra:20200312235236j:image

 

細かいところは伝わらず、か、忘れたのか笑、細部はオーダーと少し違う仕上がりだったのですが、試着してみて似合っていたことで、満足しました。

パキスタンではいちいち細かいことを気にしているといつまでも終わらないか、間に合わないか、ストレスがたまって疲れちゃうので、サクっと流すことにしています。

 

 

 

 

さて、ここからが本題なのです笑

 

その服は結婚式で一度着ただけなのですが、日本に帰ってから洗いたくて、ダーリンにどうやって洗うのか聞いたら、

 「染めて仕立てた服は、洗えない」

 「色落ちするから」

と。

 

 

どーしてもどーしても洗いたくて、ダーリンに内緒で笑そっと水にさらしてみると、お水が色水に…

同じお店で買った、染めてない生地も、色水に…

 

…本当に洗えない!

色落ちする前に、洗うのはあきらめました。

 

 

 

 

そういえば、前に習っていた、ダンスの衣装も洗えなかったなぁ~

 

いくらも着ないのに贅沢なもんだと思ったものですが、この服も同じだ。

 

 

 

 

パキスタンでは中流以下のご家庭でも、仕立て服は一般的です。

 

私にはパキスタン=貧しい国のイメージがありますが…、全部が全部、そーでもないんじゃないか?

と、ふと思いました。

 

仕立てで服を作っていて、しかも洗えない=何度も着られないものが一般的って、貧しくないじゃん!

 

そーいえば、ダーリン家でも、一度しか着てない服がたくさんあったな。

 

 

 

 

私は好きな服は何度も着たいし、何度も着ない服なんてもったいない!と思っていたけれど、「何度も着ない服」を持っているって、豊かなことなんじゃないか?

 

 

そういえば、セレブリティは一度しか着ない服がけっこうあると聞いたことがあるし。

もっと身近で言えば、ウェディングドレスだって、一度しか着ないものだし。(着たことないけど)

 

 

 

これまではクローゼットの中のあまり着ない服を見たり、スーツなど出番の少ない服を買う時に、もったいないなぁと思っていたけれど。

せっかくなら、

 「豊かだな!」

と感謝したいと思ったのでした。

日取り決めの日 ~パキスタンの結婚式

ダーリンの妹の結婚式で、カラチに来ています。

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せっかくなので、その結婚式について書いてみようと思います。

 

 

 

こちらの結婚式は「シャーディー」と呼ばれ、4~5回ほどのセレモニーで構成されています。

日本だと結納と結婚式、せいぜい2次会くらいで、だいたい1日で全て終わりますが、こちらは基本1日1セレモニーなので、1週間~10日ほどかかります。

 

 

 

 

まずは結婚式の日取り決めで、Date fixingというパーティーがありました。

(上記の結婚式イベント週間の、2週間ほど前に行われました。)

 

 

もう会場もおさえてあり、日取りはお互い既に知っているのですが、花嫁花婿の父親が

 「この日に式をあげます」

と親戚や友人達にお知らせする、そのお祝いの日です。

 

 

 

この日はダーリン家(新婦の家)に、新郎新婦の親戚達が集まりました。

(新郎は結婚するまで新婦とは会わない風習のため、来ません。)

9人家族の暮らすマンションに、50人以上!

 

 

どうやって50人も入れるのかと思っていたら、椅子もテーブルもなしで、みんな思い思いにあちこち歩き回り、挨拶を交わしたり談笑したり。

 

 

花嫁はベールをかぶり、生花のアクセサリーを身につけた姿で、一部屋に座ったまま。

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女性の客人たちはそこを訪れ、お菓子をあげたり、話しかけたりしていました。

 

 

この日は新婦も私達ホストもお客様も、あまり刺繍やレースのない、わりとシンプルな衣装とメイク。

結婚式が始まり、プロセスが進むにつれ、豪華になっていくようです。

 

 

 

新郎新婦の父親をはじめ、男性陣は主に一部屋に集まっていました。

おそらく結婚式の日取りのお知らせや、初めて会う同士は顔合わせをしていたのかな?

 

 

 

私はウルドゥ語も少ししかわからないし、みんなも少ししか英語が話せないので、ゲストやこちらの親戚達と挨拶をかわすと、所在なくフラフラしていました。

 

 

顔ぶれがだいたい揃って1、2時間ほどすると、床に敷物が置かれ、男性陣に軽い食事(ビリヤニ)が振る舞われました。

男性陣のあとは、女性陣がいただきます。

 

 

それが済むと、三々五々、帰っていきました。

 

 

その後は、家族だけでカラオケしたり、夜通しおしゃべりして楽しみました。

 

 

 

 

 

カラチにきて驚くのは、騒音への寛大さ!

 

結婚式がどこか近くで行われているのか、真夜中まで歌や音楽、花火の音が聞こえる日が週に一度はあるのですが、近所からのクレームなどはないようです。

 

 

 

結婚式のセレモニーの半分は自宅で行われることが多いせいか、うるさいのも日常茶飯事のようです。

「騒音=迷惑」という概念がないように思えます。

 

 

ダーリン家はマンションの3階なのですが、夜中3時4時どころか、朝の6時までステレオセットでガンガン音楽をかけ、タイコを叩いて歌ったりダンスやカラオケしても、誰も何も言ってきませんでした。

 

 

みんな慣れっこなのか、問題なく寝られるようです。

 

ダーリン家の長男さんの子供達も、うるさくても電気がついていて明るくても、ぐーぐー寝ています。

 

 

私はやっぱり、静かなほうがいいな。

日本に帰れば静かに落ち着いて眠れることに感謝です。

 

 

 

 

次回は結婚式最初のプロセス、「マンヨウ」というイベント。

(ダーリン家では、マンヨウ&メヘンディと呼んでいました。)

 

新婦家と新郎家、各一回ずつ行われるそう。

楽しみです!