パキスタンのお土産オススメ
初めてパキスタンに行く前に、友人やお世話になった人に
お土産欲しいものあったら言ってね!
と声をかけたことがあったのですが、
…パキスタンって何があるの?
ってなりました。
何がお土産に良いか知らないくせに聞いてたのでした!笑
実際行ったら何がお土産か分かるかと思っていたのですが、わぁパキスタンっぽい!って感じのメジャーなお土産ってないんですね…
そこで、私がカラチに行って今のところ知っている限りで、見つけたお土産になりそうなもののお話をしてみようと思います。
カラチでは、真鍮細工、大理石の小物、デコトラの置物、ソルトランプ、パシュミナストールなどがお土産品として売られていました。
どれもパキスタンらしいと思うのですが、趣味のわからない方にあげるには、ちょっと…。
それに、ストール以外は重いか大きい!
帰りの飛行機での荷物の重さ制限やサイズも考えると、自宅向けかなぁと思います。
パシュミナストールは本物から「パシュミナ風」なものまで値段もピンからキリまであって、それ風の安いものは1000円~、刺繍が細かいものは5000~7000円位だったかな?(2019年当時)
現地の民族衣装に合わせるサンダルは、男物も女物もデザインが良いものをあちこちの衣料品店で見かけました。
エスニック好きなら、これもお土産によさそうです。
大理石の置物やソルトランプも手頃な値段で見つかるのですが、あまり色やデザインにバリエーションがない印象。
好きなデザインが見つかれば、素敵なインテリアになってくれそうです。
真鍮細工はどこかに笑、真鍮製品で有名な場所があるそう。
モロッコ風なお盆、目打ちかな?模様の入ったものから、リューターなどで手彫りした馬や花瓶型の置物など、色々ありました。
我が家では、ガンメタ×ゴールドの手彫りの小さな壺を購入しました。
香油ショップもありました。
パキスタンはイスラム教の国のせいかな?香油文化があるのです。
ジャスミンなどお花の香り、アラビア語の名前のもの、有名な香水の名前の香油…たくさんありました。
香油は近くだけに濃く香るので、自分だけで香りを楽しむのにぴったりです。
通常は原液をロールオンでつけるのですが、頼めば専用の薄め液?で割って、スプレーにもしてくれます。
私はローズとホワイトムスク系のものを自分用に手にいれました。
化粧ポーチに入れて、気分転換に使っています。
ちなみにスーパーに行くと、AXEのような男性用香りつきボディスプレーの品揃えが半端じゃなくあります!
棚一面ボディスプレーで、50種類以上ありそう。
中東っぽい甘くスパイシーな香り、スポーティーな爽やか系など、バラエティも豊か。
ほとんどUAE製のようでした。
配り用のお土産は、帰るギリギリまで何も見つからず…。
民族衣装のサンダルの革のキーホルダーとかデコトラの小さな置物とか見かけたのですが、
もらってうれしい
と私が思えるクオリティやデザインではなかったのでした。
最後まで悩んでお土産にしたのは、お塩。
ヒマラヤンソルトです!
パキスタンにはヒマラヤ山脈のおかげで、岩塩が豊富にあるのです。
スーパーで1パック500g位だったかな?
…これも重いけど!笑
家庭用に売られていたものなのでパッケージもお洒落でもなんでもなく、あげる時は、
地味だな~~喜んでもらえるかな?
と思ってたんですが、
また買ってきて!
とリクエストをもらうくらい大好評でした。
あげる時には、
ヒマラヤンソルトです
とちゃんと説明すると、わかってもらえます。
日本でヒマラヤンソルトを買おうとするとなかなか良いお値段がするので、これも喜ばれるポイントかと思います。
私も家で使ってみたのですが、日本の塩と違う点があり、それがおいしさの秘密かな?と思いました。
岩塩なので海の塩よりもまろやかなのと、塩の粒のサイズがバラバラなんです。
どういうことかと言うと、日本のお塩は、袋の中の塩の粒のサイズは揃っていますよね。
パキスタンの塩は、サイズが均一じゃなかった!
細か~いパウダーサイズから少し大きめのジャリジャリサイズまで混ざっているので、塩の味とザラッとした食感、両方同時に楽しめる気がします。
煮物などで溶かして使うよりも、お刺身やステーキ、サラダなど直接つけて食べるほうが、よりおいしさを感じるのでオススメです!
あ~おいしかったな~
また買ってこよう!
白内障の手術
ついに手術当日。
病院まで遠いのと、朝イチに受付を済ませなければならないので、久しぶりに早起きしました。
今日から一週間はメイク禁止ということで、外出用に準備していたキャップとマスクをつけて外に出ると、まだ夜明け前でうす暗い。
早起きは苦手だけど、早朝の空気はいつも清らかで心地よく、好きです。
特急に乗り込むと静かに太陽が昇り始め、美しい朝焼けが見えてきました。
車内の窓には反対側の満月が映り込み、朝焼けでグラデーションになった空と、満月が合成されてとても美しかったのを覚えています。
美しい景色を見ながら、
これで手術する目(水晶体)でモノを見るのは最後なのだな。
これまでずっと、美しい世界を見せてくれて、ありがとう。
手術する目さん、ありがとうございました。
現役続行の目さん、これからもよろしくお願いします。
お世話になった目に感謝して、それから、手術の成功をお願いしました。
病院に着くと顔を洗い、今日手術する同志の方10人ほどで、手術の順番に手術室前に並びました。
私は、手術一番手。
手術に向けて、何度も何度も繰り返し瞳孔を開く目薬をさしていきます。
その間、目の前を看護師さん達が手術室を出たり入ったりして、準備をしています。
だんだん怖くなってきて、ドキドキドキドキ血圧が上がってきました。
ダーリンには手術が終わる頃にお迎えを頼んだけれど、一緒に手術を待ってもらった方が安心できたかも。
もっと早く来るよう頼めばよかったかな。
目の表面をいじるレーシックの時もかなり怖かったのに、今回は目の中を切ったり吸引するのだと思うと、余計に怖い。
レーシックはレーザーだけど、今回は人の手でメスで切るし、ぼんやりとでも何か見えちゃったら嫌だなぁ
目薬、ちゃんと効いてね~!
などと祈りながら、その時を待ちました。
しばらくすると執刀医の先生が到着。
簡単な問診の後最初の4人が呼ばれ、手術室に入りました。
中に入ると手前に準備室があり、そこで手術着と手術帽を着せられ、今度は麻酔の点眼と抗生剤の点滴。
点滴は、高齢の方が多いせいかな?細い良い針で、痛くなくてほっとしました。
向かいに座ったご年配の女性お二人が、
怖いわね~、がんばりましょうね~
などと励ましあっていてかわいく、何だか和んで少し緊張がほぐれました。
ほどなくして、手術室に呼ばれます。
手術室には、手術用の椅子が2つ。
部屋は殺風景で薄暗く、そのせいか椅子は年季が入って見え、また怖くなってきました。
椅子に座ると、目のところに穴の空いた、ジェル状の板?のようなものを顔に当てられ、何かでまぶたを開いたままに固定されました。
その間に、…あれ?
次の患者さんが入ってきました。
時間短縮のためか、もう1つの椅子で待機するようです。
私の手術の様子が感じられて、待ってるのはさぞかし怖いだろう!と思いました。
一番でよかった…
ほっとしていると、すぐに手術が始まりました。
先生は、
光が見えるので、それをずーっと見ていて下さい
と言うと、カチャカチャと器具の音が聞こえてきました。
心臓がバクバクして、息が上がってきます。
手術中に動くリスクを念押しされていたので、
集中して光を見続けなくては!
と頑張っていると、何だか目をいじられているような感覚がしてきます。
こ、怖い~
無事に点眼が効いてちゃんと見えなくなっていて、準備なのかもう切っているのかよくわからないでいると、
これから吸引です
と言われ、歯医者さんみたいなキーンと音のする器具で水晶体を吸引。
その後、レンズが
ぬる~
という感じで入ってきたのがわかり、5分もしないうちに手術は終わっていました。
よ、よ、よかった~!
終わった~!
準備はレーシックより大変だったけど、レーシックの時ほどは怖くなかったな…
サクサクと点滴と手術着を外され、手術後用のメガネをかけ、待合室に戻されたのでした。
手術を決めたら次々と
白内障の手術を決めるまでは、手術するかしないか、眼内レンズはどれにするのか、病院はどこにするのか、などなど…
さんざん悩みましたが、いざ心を決めるとあっという間に手術となりました。
というのも、手術を決めたら、不思議なことが起こり始めたのです。
まず、私の手術した病院。
本来なら私の希望する条件は受け入れない方針なのですが、問い合わせの電話を受けた方がなぜか間違え、受け入れていると教えて下さいました。
通院に数時間かかるところだったので、病院で間違いが発覚した時は大ショックでしたが、せっかく来たのだから精密検査をして、その結果を手術の担当医に見せて判断を仰ぎましょう、ということになり、結果OKをもらえました。
それから、私はあまり需要のないレンズを選択したため、本来なら海外発注で納期の2~3ヶ月程は待たなくてはならなかったのですが、系列の病院にたまたま私にあう度数のレンズの在庫がありました。
さらにさらに、念のため早めの手術にしましょうということで、通常よりなぜかひと月も早い手術日を設定してもらえました。
(私の行ったり問い合わせをした病院は、どこも手術まで1~3ヶ月は待たなくてはいけないのに加え、術後ひと月は禁止事項も多いため、もっと早く行動しておけばよかった!と思っていました。)
決めるまでがかなり難航したので、あまりにもトントン拍子に事が進み、呆気にとられました。
早く手術した方がよい理由があって、神さまがぐいぐい前倒しにスケジュールを進行させているように思えてきました。
(おまけに手術日には10数人の中から一番最初に手術の順番が組まれていて、思わず笑ってしまいました。)
何より術後がとても心配でたまらなかったわけですが、このありえないスピーディーな展開のおかげで
良いようになる、
運を天にお任せするしかない
と腹が決まり、あまり気を揉むこともなく当日を迎えたのでした。
3焦点眼内レンズ
白内障の手術を決心したところで、まずは目の中に入れるレンズ選びが必要になりました。
私はレーシックをしているのですが、その大きな理由が、アレルギー。
眼鏡もコンタクトも長時間していると、肌荒れやかゆみ、充血などの問題が出てしまうことでした。
白内障の手術は保険診療の場合、単焦点レンズという、術後はメガネ必須の眼内レンズです。
手元、1m位先の中間距離、遠くのどれかに焦点が合います。
私はメガネフリーの生活を続けたいという気持ちが強く、保険外の多焦点レンズというものを選びました。
中でも3焦点眼内レンズというのが最先端のレンズのようで、術後はメガネなしで生活できる可能性が最も高いということでした。
ピントのシャープさ、明るさ、コントラストなどは単焦点には劣るものの、手元、中間距離、遠くの3点とも見えるように設計されたレンズです。
調べてみると、3焦点レンズにもいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。
白内障手術は原則一度しか行わないものだそうで、自分に合いそうなレンズの情報を必死に集めました!
気になることはオタクっぽく笑、徹底的に調べるタチで、全国の病院の白内障手術のホームページ、多焦点レンズはヨーロッパやアメリカ製のものがほとんどで、海外のほうが使用実績も高いため、英語のサイトを検索したり、お医者さまの論文のまとめなどをネットで読みあさったり、目星をつけた病院に電話やメールをして、気の済むまで調べました。
各レンズの特徴、メリットデメリット、価格などなど。
今は家にいながら、本当にものすごい量の情報が手に入り、ありがたい時代ですね。
レーシックをした人の手術経験がある病院というのも必須条件でした。
レーシックをした目だと、眼内レンズの度数計算が通常と異なり、度数のズレが生じるリスクがあるそうです。
そのレーシック患者用の計算方法も、病院によって採用している数式が違うそうなので、手術経験がある病院の方が安心だと思ったのです。
その中で3焦点レンズを扱う病院、と条件をつけていくと、必然的に選択肢が絞られていきました。
私はアイメイクをきっちりキメたいことと、アクセサリーなど小さなものを眺めることが大好きなので、色々悩み考えた末、手元の見え方を重視して、最終的には「ファインビジョン」というベルギー製のレンズに決めました。
手術してみるまで合うかどうかわからないし、ほぼやり直しがきかない、しかも一生お付き合いしていく決定を自分でしなければいけないので、とてもとてもプレッシャーを感じました。
一時は悩みすぎて、
誰か決めてくれたら良いのに!
などと甘えたくなりましたが笑、選択肢のあるがゆえに悩んでいられるわけで、よく考えたらありがたい状況なのでした。
白内障の手術までに
こちらの続きです。
白内障の手術を受ける決心には、とても時間がかかりました。
やっぱり目だし、どうしても怖い!
それに手術をしたら、見え方が前と変わってしまうのが何より怖かった。
レーシックのおかげで、せっかくメガネなしでよく見える快適な視界を楽しんでいたのに、とか
美しいものが何より好きなのに、それを前のようにはっきりと見ることができないなんて、とか
将来子供と何かを楽しむときに、見え方が変わることで一緒にできないことがあるかもしれない、とか
本当にさんざん悩みました。
手術をしようと決めたのは、夜の運転に不安を感じ始めたこと、メイクがやりにくくてしょうがなくなったことが最大の理由です。
他にも掃除中にどこにゴミが落ちているのか分かりにくかったり、メールを入力するのも手元がずれ打ち間違えてばかりでイライラしたりと、日常生活で様々な支障が出て不便さが増していました。
(こういうものは形と色しか分からなかったな~
メレダイヤの数とか爪の留め方とか見えなかった)
病院を探したりしつつも、色々な心配や不安が浮かんでは消え、とても悩みましたが、
まだ片目は見えているじゃないか。
白内障の方の目だって、前のように完璧じゃなくても、今よりは良く見えるようになるのだ。
何ヵ月も悩んだ末、当たり前のことをようやく受け入れられ、手術を決心することができました。