国際結婚ライフ♥カラチの海の色

パキスタン人ダーリンとの結婚生活で私が感じたこと

日取り決めの日 ~パキスタンの結婚式

ダーリンの妹の結婚式で、カラチに来ています。

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せっかくなので、その結婚式について書いてみようと思います。

 

 

 

こちらの結婚式は「シャーディー」と呼ばれ、4~5回ほどのセレモニーで構成されています。

日本だと結納と結婚式、せいぜい2次会くらいで、だいたい1日で全て終わりますが、こちらは基本1日1セレモニーなので、1週間~10日ほどかかります。

 

 

 

 

まずは結婚式の日取り決めで、Date fixingというパーティーがありました。

(上記の結婚式イベント週間の、2週間ほど前に行われました。)

 

 

もう会場もおさえてあり、日取りはお互い既に知っているのですが、花嫁花婿の父親が

 「この日に式をあげます」

と親戚や友人達にお知らせする、そのお祝いの日です。

 

 

 

この日はダーリン家(新婦の家)に、新郎新婦の親戚達が集まりました。

(新郎は結婚するまで新婦とは会わない風習のため、来ません。)

9人家族の暮らすマンションに、50人以上!

 

 

どうやって50人も入れるのかと思っていたら、椅子もテーブルもなしで、みんな思い思いにあちこち歩き回り、挨拶を交わしたり談笑したり。

 

 

花嫁はベールをかぶり、生花のアクセサリーを身につけた姿で、一部屋に座ったまま。

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女性の客人たちはそこを訪れ、お菓子をあげたり、話しかけたりしていました。

 

 

この日は新婦も私達ホストもお客様も、あまり刺繍やレースのない、わりとシンプルな衣装とメイク。

結婚式が始まり、プロセスが進むにつれ、豪華になっていくようです。

 

 

 

新郎新婦の父親をはじめ、男性陣は主に一部屋に集まっていました。

おそらく結婚式の日取りのお知らせや、初めて会う同士は顔合わせをしていたのかな?

 

 

 

私はウルドゥ語も少ししかわからないし、みんなも少ししか英語が話せないので、ゲストやこちらの親戚達と挨拶をかわすと、所在なくフラフラしていました。

 

 

顔ぶれがだいたい揃って1、2時間ほどすると、床に敷物が置かれ、男性陣に軽い食事(ビリヤニ)が振る舞われました。

男性陣のあとは、女性陣がいただきます。

 

 

それが済むと、三々五々、帰っていきました。

 

 

その後は、家族だけでカラオケしたり、夜通しおしゃべりして楽しみました。

 

 

 

 

 

カラチにきて驚くのは、騒音への寛大さ!

 

結婚式がどこか近くで行われているのか、真夜中まで歌や音楽、花火の音が聞こえる日が週に一度はあるのですが、近所からのクレームなどはないようです。

 

 

 

結婚式のセレモニーの半分は自宅で行われることが多いせいか、うるさいのも日常茶飯事のようです。

「騒音=迷惑」という概念がないように思えます。

 

 

ダーリン家はマンションの3階なのですが、夜中3時4時どころか、朝の6時までステレオセットでガンガン音楽をかけ、タイコを叩いて歌ったりダンスやカラオケしても、誰も何も言ってきませんでした。

 

 

みんな慣れっこなのか、問題なく寝られるようです。

 

ダーリン家の長男さんの子供達も、うるさくても電気がついていて明るくても、ぐーぐー寝ています。

 

 

私はやっぱり、静かなほうがいいな。

日本に帰れば静かに落ち着いて眠れることに感謝です。

 

 

 

 

次回は結婚式最初のプロセス、「マンヨウ」というイベント。

(ダーリン家では、マンヨウ&メヘンディと呼んでいました。)

 

新婦家と新郎家、各一回ずつ行われるそう。

楽しみです!