パキスタンはみんなハデ婚?
前回のブログに登場した長女ちゃんのお話です。
今年のお正月休みにパキスタンにいる間に、義妹の長女ちゃんの結婚が決まりました。
一年ほど前から婚約していたのですが、ついに結婚式の時期が決定したのです。
パキスタンでは、結婚相手は親や親戚など、親族が見つけてくることが多いようです。
だいたいは、誰かの結婚式に出た時などに、親や親族が素敵そうな人を見つける
→新郎新婦の親に、その人が誰なのか、独身か、紹介してもらえないか聞く
→紹介してもらえたら、親がそのお宅を訪問し、自分の子にふさわしい相手&家族なのか見極める
→良いと思ったら、親から候補の相手の親に、プロポーズ
→OKならば婚約
という流れのようです。
一般的には親達が勝手に全てを決めてしまう訳ではなく、結婚する子の意思も確認しながら、結婚の話は進みます。
そして婚約期間の間にお互い相手を品定めし、大丈夫ならば、半年~数年後にいよいよ結婚、という流れです。
長女ちゃんの時も、どなたかの結婚式に出た時に、お相手の家族も出席していて見初められ、お話があったそう。
びっくりしたのが、結婚にかかる費用!
新婦側は家具一式、指輪や服、結婚式代などで約200万はかかるとのこと。
(新郎は住む場所の確保と、同じく指輪、服や式代を負担します。新婦よりは負担は少なめで、100万くらい)
つまり、一組の結婚で300万位は動くということ。
パキスタンで結婚式ビジネスしたらおいしいかも!と頭をよぎってしまいました笑
式には親戚とその家族全員に友達と、一回400~500人位の招待客が平均レベル。
また、結婚式は4回ほどに日にちを分けて執り行われ、それぞれ招待客が来ます。
また、その4回ほどの式で着る新婦新婦と親戚の服は毎回異なり、新しくなくてはなりません。
日本みたいに、
近い親戚と親友だけで…とか
式はナシで…
なんて、とっても貧しい、または変わったお家のイメージだそう。
パキスタンでは1週間くらいはワイワイと大人数でお祝いし続けるのが、標準的な結婚の祝い方なのです。
どうりで結婚式場がやけにたくさんあるわけだ…
(バンケットと呼ばれ、日本に例えると、スーパーとかカラオケボックス並みにあちこちあります。
式場が並んで立ち並ぶエリアまで!
しかもそれぞれ小さめの体育館位のサイズ!)
なので、すごい費用がかかるというわけ。
で。その資金は親と男兄弟が捻出するのだそうで!
つまり、ウチも捻出しなくてはならないと、この時初めて知りました…
え?
え?
長女ちゃんが婚約したのは一年程前だったのに、何でもっと早く準備がいると言わないんだよっ!!!!!
…と腹が立ったものの、家族みんなを幸せにしたいダーリンもやっぱり好きなのです。
しかし文化とはいえ完全には納得いかず、もやっとした気持ちでいる私。
それを知って、またもやっとしているダーリン笑
割り切れない思いがまだありますが、うん。
がんばってみようと思います。