邪視体験 in パキスタン
邪視とは、嫉妬などのマイナスエネルギーを持って、相手を見ることです。
英語で言うと、evil eye (eyesかな?)になります。
パキスタンでは「ナザール」と言われ、非常に一般的に、邪視のエネルギーがあると信じられています。
邪視という言葉だとものすごい妬みの目で見ている感じですが、ナザールは、
いいな~
など、軽い羨望などのごく普通に誰でも日常的に持つような感情も含みます。
で、そのナザール避けにパキスタンで使われているのが、黒のアクセサリー。
黒色の紐やビーズで作られた、ネックレスやブレスレットなど、町で簡単に手に入ります。
つけるのは、主に赤ちゃんや幼い子供。
(これは私がベビーちゃんに作ったもの。
パワーストーンの力も借りちゃおうと、オニキス、スモーキークォーツ、ヘマタイトを使ってみました。翌日にちぎられました笑)
赤ちゃんはみんなとってもかわいいし、パキスタンの人は赤ちゃんが大好き。
「かわいい」→(うらやましい)
というエネルギーを受けやすいのです。
親からだってナザールを受けちゃうこともあるので、お家でもつけます。
アクセサリーをつけられない場合は、黒のペンで体の見えやすいところにほくろを書いてもOKです。
トルコのお守りとして知られているナザールボンジュも、同じ意味合いを持ちます。
面白いのが、ナザールを受けたかどうかチェックする方法があるのです。
私がパキスタンに行った時のお話。
外出した後に体調がすぐれず休んでいたら、ママが何かピンときたらしく、台所から丸っこい乾燥赤唐辛子を出してきて、コンロであぶり出しました。(ママはけっこう霊感あるそう)
あぶった時に唐辛子の様子を見るとナザールがあったか分かるそうで、その時は邪視を受けていたそう。
私は
へ~。 …???
という感じで。
その後、ママは私と向かい合わせに座りました。
丸っこい乾燥赤唐辛子をいくつか握りしめ、空中越しに私をなでるような仕草をしたり、何か唱えたり、しばらくナザールを払うお祈り?をしてくれました。
私は本当に具合が悪くて、ぐったりうなだれたままやってもらっていたのですが、それが終わった後に30分程休んでいたら、かなり良くなっていて、びっくり!
体が、特に肩の後ろあたりが軽くなってスッキリしていて、
あ、これはどこで誰からか分からないけど、本当に何かよくないエネルギーをもらって、それが取れた感じ
だと、感覚でわかりました。
目に見えないものってなかなかわかりづらいですが、やっぱりありますよね。
興味深い体験でした。